商品コード: RLB100134

最新電子材料表面技術第3編-表示材料表面技術-

販売価格(税込): 11,000
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■体裁:A4版188ページ
■発刊:1987/12/28
■ISBNコード:4-89808-057-X

【執筆者】
馬場宜良 東京都立大学/ 苗村省平 日本電気/
吉野隆子 東京都立大学/ 野村健次 三菱電機/
小山昇 東京工業大学/ 松平長久、吉田兼紀 凸版印刷/
安藤英一、松広憲治 旭硝子/ 勝部昭明 埼玉大学/
水木一成 東京都立大学/中西洋一郎 静岡大学/
関戸睦弘 沖電気工業/ 村上宏 NHK

【序文】
近年におけるエレクトロニクスの著しい発展に伴って、表面処理の分野における方法・技術を利用した電子材料の作成に対するニーズが広がっていますが、昭和58年当時は、この分野をカバーする学会があまり見当たりませんでした。表面処理技術を利用した機 能材料、表面処理成膜技術、各種デバイス技術の発展が期待されている状況に鑑みまして、この分野に育成と発展をはかりたいとの希望と期待から、金属表面技術協会に電子材料表面処理研究分科会(磁性材料・表示材料・ハイブリッドIC)に関する表面処理研究分科会が設立されました。昭和58年12月の発会式において、発起人代表の東京都立大学・馬場宣良先生を会長に、また幹事を関東学院大学・本間英夫先生、沖電気工業(株)・二瓶公志所長が引き受けられ、代表幹事として早稲田大学・逢坂哲彌が事務局等の世話を引き受けることになりました。対象課題は、表面を利用する電子材料形成に関する技術と基礎研究、例えば、表示材料、記憶材料、記録材料、回路形成技術、およびその他関連技術とし、講演を中心に活動を行うことになりました。発会以来、発会式を含めると11回の講演研究会を重ね、そのうち1回を電気化学協会・磁性材 料研究会との会合一泊研究会を行い、設立時の目的を果たすことができました。また、本分科会のテーマを中心に昭和61年春の講演大会よりシンポジウムが持たれ、多くの参加者を得ております。分科会は3年間単位のため昭和61年で終了しましたが、発展的に本分科会が行われるよう、昭和62年より部会としてあらたに組織が受け継がれました。これを機会に、今までご講演いただいた方々の内容を中心に、皆様のお役に立つ形にまとまることとなり、リアライズ社より3つのテーマに分類して出版する運びとなりました。
特に、第一編・磁性材料表面技術は、電気化学協会の磁性材料研究会(マグネ・ミーティング)との共編の形をとらせていただきました。これはたまたま磁性材料研究会の幹事および事務局等の世話を逢坂が引き受けており、昭和61年より夏に両研究会が一泊合同研究会を行いました。

【目次】

第1章 表示素子概論
1. 表示素子の重要性
2. 表示デバイスの分類
3. 表示素子の評価法
4. 表示素子の材料とその成膜法
5. 用途と今後の展望

第2章 強誘電性液晶表示素子
1. 序
2. 強誘電性液晶の電気光学効果
3. 液晶材料
4. 素子構造
5. 駆動方法
6. 素示パネルの開発動向
7. 今後の展望

第3章 エレクトロクロミック表示素子
1 無機材料概論
1. 発見と歴史
2. 酸化型発色材料
3. 還元型発色材料
4. 成膜法
5. 電解質
6. 対極
2 有機材料概論
1. 有機ECD材料の特徴
2. 溶液型ECD
3. 固定高分子型ECD
3 電解重合有機 薄膜
1. はじめに
2. 電解合成法
3. アミノ基をもつ芳香族化合物
4. 複素五員還化合物
5. ビニル化合物
6. ラダー構造高分子系
7. フォトエレクトロクロミック素子特性
8. おわりに
4 印刷技術を応用したECD素子
1. はじめに
2. 固体電解質
3. パネルの作成
4. アンチモン酸
5. セルの特性
6. パネル
7. 漏電表示器への応用
5 大型ドットマトリックス型ECD
1. はじめに
2. 素子の構造
3. 素子の性能
4. モジュール化
5. おわりに
6 固体電解質型ECD
1. はじめに
2. 超イオン伝導体型ECD
3. 誘電体型ECD
4. 半固体電解質型ECD

第4章 エレクトロルネッセンス表示素子
1 ELの歴史
1. 蛍光体と励起法
2. ELの前史
3. ネサガラスの発明とELの登場
4. 台頭する各種表示装置
5. 高輝度, 表寿命, カラー化への開発
6. 薄膜EL材料と今後の課題
7. 分散型ACELの新しい利用
8. おわりに
2 EL材料概論
1. ルミネッセンス
2. 発光中心
3. 発光機構
4. EL用材料
5. ELの課題と展望
3 薄膜型ELD
1. 交流駆動形薄膜ELD
2. 直流駆動形薄膜ELD

第5章 プラズマディスプレイ(PDP)
1. まえがき
2. DC型PDP
3. AC型PDP
4. ""壁かけテレビ""を目指す最近のPDP実験
5. まとめ
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