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RLB100173
オゾン利用の理論と実際
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※本書はオンデマンド印刷版となります。
(装丁の変更のみ、内容は発刊当時のものと変わりありません。)
■体裁:428頁
■発刊:1989年1月
■ISBNコード:
【編集委員】
太田静行 北里大学
清水博則 荏原実業
【執筆者】
竹見健 荏原実業
香川順 東京女子医科大学
山崎邦克 東洋エレメント工業
太田静行 北里大学
海賀信好、金子政雄 東芝
野村節三 北里大学
内藤茂三 愛知県食品工業試験所
仁木鋭雄、大戸範雄 東京大学、三井東圧化学
平塚豊 日立プラント建設
清水博則 荏原実業
古海浩 ニッポ電機
荒井喜代志 神戸製鋼所
都能克博 荏原実業
※執筆者の所属等は、刊行当時のものです。
【目次】
第1章 オゾンの一般的性質
1. オゾンの一般的性質
1.1 オゾンの物性
1.2 酸化還元電位
2. オゾンの吸収スペクトル
2.1 吸収スペクトルと吸光係数
2.2 Lambert-Beerの法則と吸光係数等
3. オゾンの水への溶解
3.1 溶解度
3.2 溶解速度
4. オゾンの安定性
4.1 オゾンの自己分解
4.2 オゾンの爆発
5. オゾンに関する年表
第2章 オゾンの人体に及ぼす影響
1. はじめに
2. オゾン(O3)の健康影響
2.1 オゾン(O3)の気道内輸送と吸収
2.2 気道におけるオゾン(O3)の影響
2.3 オゾン(O3)の肺以外への影響
3. 要約
第3章 オゾン発生装置の応用機品
1. まえがき
2. オゾンの応用にあたって
2.1 オゾンの処理効果
2.2 オゾンの有害性への配慮
2.3 機器の耐久性
3. オゾンの発生方式の例
4. オゾンの応用例
5. 応用機器の事例
5.1 液相
5.2 気相
6. まとめ
第4章 オゾンの脱臭
第1項 オゾンによる脱臭の原理と問題点
1. 序言
2. 脱臭すべきにおいの成分
2.1 魚臭の成分
2.2 し尿処理施設の臭気
3. オゾンを用いる脱臭の原理
3.1 悪臭物質に対するオゾンの作用
3.2 オゾンと種々の有機化合物との反応
4. 種々の脱臭方法の中でのオゾンによる方法の特徴
4.1 種々の脱臭方法
4.2 種々の脱臭方法及びそれらの組合せの比較
5. オゾンを用いる脱臭の実際
5.1 水道水
5.2 下水処理施設から発生する臭気
5.3 豚舎から発生する臭気
5.4 糞尿臭
5.5 魚の生ぐさ臭
5.6 食品工場のにおい
5.7 冷蔵庫のにおい
6. オゾンによる脱臭法の特徴
6.1 オゾンによる脱臭法の利用
6.2 オゾンによる処理の欠点
7. オゾンによる脱臭にあたっての問題点
7.1 人体に及ぼすオゾンの影響
7.2 オゾンの有効性
第2項 オゾンによる脱臭法の実際
1. においについて
2. オゾン脱臭の問題点
3. 硫化水素のオゾン, 紫外線照射
3.1 はじめに
3.2 実験方法と装置
3.3 結果と考察
3.4 結論
4. 工業用水のオゾン脱臭
4.1 LPG着臭剤と容器耐圧検査
4.2 耐圧検査工程から出る臭気
4.3 臭気成分の分析
4.4 検査排水のオゾン処理
4.5 実機プラント
5. 脱臭アルカリ洗浄廃液のオゾン処理
5.1 まえがき
5.2 実験方法
5.3 結果及び考察
6. 上水の異臭味除去
第5章 オゾン殺菌
第1項 オゾンによる殺菌・不活化
1. はじめに
2. オゾンによる殺菌作用
2.1 細菌に対する殺菌作用
2.2 真菌に対する殺菌作用
3. オゾンによるウイルスの不活化作用
3.1 動物ウイルスに対する不活化作用
3.2 ファージに対する不活化作用
4. オゾンによる微生物の殺菌・不活化機構
4.1 細菌に対する不活化機構
4.2 ウイルスに対する不活化機構
5. オゾンの殺菌・不活化効果に及ぼす要因
5.1 オゾン処理方法による影響
5.2 水質による影響
6. おわりに
第2項 オゾンによる加工食品の変敗防止
1. はじめに
2. 微生物のオゾン殺菌
2.1 ウイルス
2.2 細菌
2.3 真菌
3. オゾンの殺菌作用機構
3.1 ウイルス
3.2 細菌及び真菌
4. 食品原材料の殺菌
4.1 食品原材料の微生物
4.2 食品原材料のオゾン殺菌
5. 食品工場のオゾン殺菌
5.1 食品工場の空中微生物
5.2 食品工場のオゾン殺菌
6. 細菌が主変敗原因となる加工食品のオゾンによる変敗防止
6.1 細菌による食品の変敗
6.2 細菌による変敗防止へのオゾンの利用
7. 酵母が主変敗原因菌となる加工食品のオゾンによる変敗防止
7.1 酵母による食品の変敗
7.2 酵母による変敗防止へのオゾンの利用
8. 糸状菌が主変敗原因となる加工食品のオゾンによる変敗防止
8.1 糸状菌による食品の変敗
8.2 糸状菌による変敗防止へのオゾンの利用
第6章 オゾンによる酸化反応
1. はじめに
2. オレフィンのオゾン酸化
3. 芳香族化合物のオゾン酸化
4. アルカンのオゾン酸化
5. ヘテロ化合物のオゾン酸化
5.1 アルコール
5.2 アルデヒド
5.3 ケトン
5.4 エーテル
5.5 カルボン酸
5.6 その他
6. 高分子化合物のオゾン酸化
7. オゾンによる生体内物質の酸化
7.1 リン脂質の酸化
7.2 タンパク質の酸化
7.3 核酸の酸化
7.4 その他の生体内物質の酸化
第7章 オゾンのエレクトロニクスへの応用
1. オゾンのエレクトロニクスへの応用
1.1 表面クリーニング
1.2 フォトレジストの除去
1.3 ポリマーの表面改質
1.4 超純水施設への応用
1.5 脱臭冷蔵庫
第8章 オゾン定量法
1. オゾン濃度計の役割
2. オゾン濃度測定方法の種類と特長
2.1 気相中の測定
2.2 液相中の測定
3. 測定器の計画に際して
4. 自動分析機器による測定法
4.1 紫外線吸収法
4.2 化学発光法
4.3 半導体式薄膜センサ
5. サンプリングについて
6. 測定器の管理
7. 今後の課題
第9章 光触媒とオゾン併用による悪臭分解
1. においについて
1.1 悪臭の定義
1.2 臭気濃度と物質濃度
1.3 刺激と嗅覚
1.4 においと化学物質
2. オゾンによる悪臭分解法の問題点
3. 紫外線化学反応
4. 本方式の構成要素と基本概念
5. 悪臭分解装置の構成要素と機能
5.1 基礎実験方式
5.2 各構成要素の脱臭効果
6. プロトタイプによる脱臭装置に対する考察
7. 基礎実験及びプロトタイプ脱臭装置に対する考察
7.1 悪臭分解過程のメカニズム
7.2 脱臭効果
8. 実用装置
おわりに
第10章 残存オゾンの処理法
1. 残存オゾンの発生分野とその現状
2. ハニカム型活性炭による残存オゾン処理
2.1 ハニカム型活性炭の圧力損失
2.2 オゾン分解性能
3. 各種素材のオゾンの分解性能
3.1 各種吸着材のオゾン分解性能
3.2 金属酸化物触媒のオゾン分解性能
4. ハニカム型触媒による残存オゾン処理
4.1 ハニカム型触媒の特長
4.2 オゾン分解性能
4.3 ハニカム型触媒の適用例
おわりに
第11章 オゾンに関連する法規と関連規格
1. オゾンの性質
1.1 オゾン利用の動向
1.2 オゾンの人体への影響
2. オゾンの発生源
2.1 大気
2.2 機械装置
3. オゾンに関する基準・規格
3.1 大気汚染
3.2 労働環境
4. オゾン関連機器と規格
4.1 オゾナイザー
4.2 事務機器
4.3 空気清浄器
4.4 その他の機器
5. 材料に関するオゾン関連規格
6. オゾンの測定に関する規格
7. おわりに