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RLB223078
エポキシ樹脂の高機能化と市場
販売価格(税込):
99,000
円
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900
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■体裁:B5判・200頁
■発刊:2019年5月31日
■ISBNコード:978-4-7813-1420-4
■シーエムシー出版
【編集】
シーエムシー出版編集部
【刊行にあたって】
エポキシ樹脂は1分子に2個以上のエポキシ基を持つ(架橋できる)樹脂で,末端に反応性のエポキシ基を持つ分子量数百~1万程度のオリゴマーである。用途に応じて各種の硬化剤と反応させることで,様々な特性を付与することができる。耐熱性,接着性,電気絶縁性,耐薬品性に優れていることから接着剤,塗料を始めとして電気・電子,土木,航空宇宙などの材料として幅広い分野で使用されてきた。現在もエポキシ樹脂メーカーや硬化剤メーカーにより,使用ニーズに合わせた多種多様な化学構造や分子量を持った製品開発が活発に行われている。
エポキシ樹脂の先進国市場 (欧州・米国・日本) は成長率が鈍化しているが,新興国での需要の増加や用途・需要の拡大を背景に,世界市場規模は2015年の63億ドルから2021年には87億ドル市場に増大すると予測されている。世界各地での風力タービン需要や塗料・コーティング需要の拡大,自動車産業におけるエポキシ樹脂需要の増大などが,市場成長の主な要因とされている。
本書では,エポキシ樹脂工業の現状と展望,エポキシ樹脂の高機能化についての研究開発動向,メーカー動向,応用分野別の市場動向について最新動向をまとめている。関係各位のご参考になれば幸いである。
(本書「刊行にあたって」より)
【著者】
シームシー出版編集部
【目次】
【エポキシ樹脂工業の市場】
第1 章 エポキシ樹脂工業の現状と展望
1 需給動向
2 生産能力
3 需要予測
4 エポキシ樹脂製品の市場動向
4. 1 塗料用
4. 2 電気・電子用
4.2.1 プリント配線板用エポキシガラス積層板
4.2.2 半導体封止材用エポキシ樹脂
4.2.3 LED 封止材用エポキシ樹脂
4. 3 接着剤
4. 4 建築・土木
4. 5 次世代自動車・航空機
4.5.1 次世代自動車
4.5.2 航空機
5 エポキシ樹脂硬化剤の動向
第2 章 エポキシ樹脂メーカーの動向
1 主要エポキシ樹脂メーカー
1. 1 三菱ケミカル
1. 2 ADEKA
1. 3 DIC
1. 4 日本化薬
1. 5 日鉄エポキシ製造
2 その他のエポキシ樹脂関連企業
2. 1 エポキシ樹脂および配合製品メーカー
2. 1. 1 ITW
2. 1. 2 アクソンジャパン
2. 1. 3 荒川化学工業
2. 1. 4 有沢製作所
2. 1. 5 アルファ工業
2. 1. 6 鎌倉化成
2. 1. 7 コニシ
2. 1. 8 阪本薬品工業
2. 1. 9 サンスター技研
2. 1. 10 サンユレック
2. 1. 11 JXTG エネルギー
2. 1. 12 住友化学
2. 1. 13 住友ベークライト
2. 1. 14 スリーボンド
2. 1. 15 デンカ
2. 1. 16 東京製鋼
2. 1. 17 東邦アーステック
2. 1. 18 東レ
2. 1. 19 巴工業
2. 1. 20 ナガセケムテックス
2. 1. 21 ナミックス
2. 1. 22 日産化学工業
2. 1. 23 日新レジン
2. 1. 24 日本合成化工
2. 1. 25 日本触媒
2. 1. 26 ファインポリマーズ
2. 1. 27 ベルノックス
2. 1. 28 ヘンケルジャパン
2. 1. 29 三菱ガス化学
2. 1. 30 レジナス化成
2. 1. 31 利昌工業
2. 2 エポキシ樹脂硬化剤・希釈剤メーカー
2. 2. 1 味の素ファインテクノ
2. 2. 2 エアープロダクツジャパン
2. 2. 3 SABIC ジャパン
2. 2. 4 サンアプロ
2. 2. 5 四国化成工業
2. 2. 6 新日本理化
2. 2. 7 T&K TOKA
2. 2. 8 築野食品工業
2. 2. 9 大都産業
2. 2. 10 日本触媒
2. 2. 11 日立化成
2. 2. 12 北興化学工業
2. 2. 13 四日市合成
2. 2. 14 明和化成
2. 2. 15 丸善石油化学
第3 章 エポキシ樹脂の応用分野別市場
1 エポキシ電子・電気材料市場
1. 1 電子・電気用合成樹脂の市場
1. 2 エポキシパッケージ材市場
1. 3 エポキシ注型材市場
1. 4 エポキシプリント配線基板市場
2 エポキシ樹脂塗料市場
2. 1 合成樹脂塗料と塗料市場
2. 2 エポキシ樹脂系塗料市場
2. 3 エポキシ樹脂塗料メーカーの動向
3 エポキシ樹脂接着剤市場
3. 1 接着剤の市場
3. 2 エポキシ系接着剤
3. 3 エポキシ樹脂接着剤の市場
4 エポキシ航空・宇宙複合材の市場
4. 1 航空・宇宙用複合材など先進複合材料の現状
4. 2 航空・宇宙用複合材料
4. 3 スポーツ用材料
5 エポキシ建築・土木用樹脂の市場
5. 1 建築・土木用樹脂の現状
5. 2 建築・土木用エポキシ樹脂市場
6 その他エポキシ樹脂の市場
6. 1 可塑剤
6. 2 プレス用型材
6. 3 鋳造用砂型材
6. 4 プラスチック磁石用バインダー
6. 5 エポキシ樹脂成形材料
6. 6 プラスチック改質剤
【第2編 プラスチック添加剤の市場】
第4 章 概論
1 概要
2 添加剤の需給動向
2.1 可塑剤
2.2 安定剤
2.3 酸化防止剤
2.4 光安定剤
2.5 難燃剤
2.6 造核剤
2.7 帯電防止剤
2.8 耐衝撃性強化剤
2.9 カップリング剤
2.10 相溶化剤
2.11 光重合開始剤
2.12 導電性付与剤
2.13 有機発泡剤
2.14 防曇剤
2.15 抗菌・防カビ剤
第5 章 可塑剤
1 概要
1.1 フタル酸系
1.2 リン酸系
1.3 アジピン酸系
1.4 ポリエステル系
1.5 エポキシ系
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
5 環境対応と開発動向
第6 章 安定剤
1 概要
1.1 金属石けん系安定剤
1.2 有機スズ系安定剤
1.3 鉛系安定剤
1.4 安定化助剤
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第7 章 酸化防止剤
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向5
第8 章 光安定剤
1 概要
2 需給動向
2.1 ベンゾトリアゾール系
2.2 ベンゾフェノン系
2.3 サリシレート系
2.4 シアノアクリレート系
2.5 HALS
3 価格動向
4 メーカー動向
第9 章 難燃剤
1 概要
1.1 臭素系難燃剤
1.2 リン系難燃剤
1.3 無機系難燃剤
1.4 塩素系難燃剤
2 需要動向
2.1 臭素系難燃剤
2.2 リン系難燃剤
2.3 無機系難燃剤
3 価格動向
3.1 臭素系
3.2 リン系
3.3 無機系
4 メーカー動向
5 環境対応
第10 章 造核剤
1 概要
2 需要動向
3 メーカー動向
第11 章 帯電防止剤
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第12 章 耐衝撃性強化剤
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第13 章 カップリング剤
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第14 章 相溶化剤(ポリマーアロイ化における相溶化剤)
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第15 章 光重合開始剤
1 概要
1.1 光硬化性樹脂と光重合開始剤
1.2 光重合開始剤の分類
1.2.1 ラジカル重合開始剤
1.2.2 カチオン重合開始剤
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第16 章 導電性付与剤
1 概要
2 需要動向
2.1 カーボンブラック
2.2 炭素(カーボン)繊維
3 価格動向
4 メーカー動向
4.1 カーボンブラック
4.2 炭素繊維
第17 章 有機発泡剤
1 概要
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第18 章 防曇剤
1 概要
1.1 食品・非食品用防曇フィルム
1.2 農業用防曇フィルム
2 需要動向
3 価格動向
4 メーカー動向
第19 章 抗菌・防カビ剤
1 概要
1.1 無機系抗菌剤
1.2 有機系抗菌剤
2 需要動向
3 価格動向
4 国内メーカーの動向
4.1 有機系抗菌剤
4.2 無機系抗菌剤